札幌から2時間以内!キャンプ好き厳選のおすすめ・穴場10選
こんにちは。LANTERN NOTE、運営者の「sou」です。札幌にお住まいのみなさん、週末の予定はもう決まりましたか。せっかくの休みだしキャンプに行きたいけれど、移動だけで一日が終わってしまうのは避けたいというのが本音ですよね。実は札幌から2時間以内という絶妙な距離感の中には、予約が取りにくい人気の高規格サイトから、静かに過ごせる穴場、さらには無料で開放されている自由なスポットまで、驚くほどバリエーション豊かなキャンプ場が揃っています。温泉がすぐそばにある便利な場所や、最近流行りの冬キャンプを楽しめる通年営業の施設など、選ぶだけでもワクワクしてきます。この記事では、私が実際に訪れて感じたリアルな視点をもとに、移動の負担を減らしつつ北海道の大自然を全力で満喫できる、札幌近郊の厳選スポットをご紹介しますね。
- 札幌から2時間圏内にあるアクセスの良いキャンプ場の具体的な特徴
- 湖畔や森林などロケーション別に選ぶべきおすすめのスポット
- 初心者やファミリーがストレスなく過ごせる設備充実の施設
- 静寂を求めるソロキャンパー向けの穴場や無料で使えるサイト

札幌から2時間以内で行けるキャンプ場の魅力
札幌市中心部から車を1時間から2時間ほど走らせるだけで、そこには日常の喧騒を完全に忘れさせてくれる本格的なアウトドアフィールドが広がっています。この「2時間以内」という距離設定こそが、週末のキャンプライフを豊かにする黄金のルールだと私は確信しています。
移動時間を短縮して現地での時間を最大化する
せっかくの休日、移動に片道4時間も5時間もかけてしまうと、現地に到着して設営を終える頃には、もう夕食の準備に追われてヘトヘトになってしまいますよね。札幌から2時間以内という条件でキャンプ場を選べば、例えば土曜日の午前10時に家を出たとしても、お昼過ぎには現地の受付を済ませることができます。この「時間のゆとり」が、キャンプの満足度を劇的に変えてくれるんです。設営をサクッと終わらせて、椅子に深く腰掛けながら淹れたてのコーヒーをゆっくり味わう。そんな贅沢な時間が、移動を短縮するだけで手に入ります。
特に私のように、キャンプ道具の設営や撤収を一つの楽しみとしている人間にとっては、現地での滞在時間が長ければ長いほど、ギアの配置を凝ってみたり、焚き火の準備を丁寧に整えたりといった「遊び」の幅が広がります。また、札幌近郊であれば帰路の運転による疲労も最小限で済むため、日曜日の夕方に帰宅してからも、道具のメンテナンスや片付けをその日のうちに済ませる余裕が生まれます。こうした「翌日に疲れを残さない」という点も、近場キャンプの隠れたメリットだと言えますね。
さらに、お子さんがいるファミリーキャンプの場合、長時間のドライブは子供たちにとって大きなストレスになりがちです。2時間以内なら、ちょっとしたお菓子やおしゃべりを楽しんでいる間に到着してしまいます。到着してすぐに子供たちとボール遊びをしたり、森の散策に出かけたりできるのは、パパやママにとっても嬉しいポイントではないでしょうか。私自身、移動距離を抑えるようになってから、キャンプ場での「何もしない時間」をより大切にできるようになり、結果として一回のキャンプでのリフレッシュ度合いが格段に上がったと感じています。
移動時間が短いことによる具体的なメリット:
- チェックイン開始直後に到着でき、好きな場所を確保しやすい(フリーサイトの場合)
- 設営後の自由時間が長く、アクティビティや読書に没頭できる
- 帰宅後の片付けがスムーズで、月曜日からの仕事に備えやすい
- 燃料代や高速代の節約になり、その分をキャンプ飯の豪華な食材に回せる
多様なロケーションが2時間圏内に凝縮されている
札幌から2時間走れば、北海道が持つ主要なロケーションのほとんどを網羅できるといっても過言ではありません。支笏湖や洞爺湖のような息を呑むほど美しい「湖畔」、石狩や厚田方面の開放感あふれる「海沿い」、定山渓や長沼、由仁エリアの静かな「森林」、そして空知方面の広大な「平原」。これほどまでに選択肢が豊富な都市は、全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。その日の天気や、自分の今の気分に合わせて、「今日は山の中で静かに焚き火をしたい」「明日は湖を見ながらSUPを楽しみたい」といったわがままなプランがすぐに実行できるのが、札幌在住キャンパーの最大の特権です。
例えば、夏場であれば涼しさを求めて支笏湖方面の深い森へ、秋には紅葉を楽しみながら定山渓の川沿いへ、といった具合に四季に合わせた使い分けも自在です。また、最近では通年営業を行っているキャンプ場も増えてきており、札幌近郊での「冬キャンプ」も非常に身近なものになりました。雪中キャンプは装備の準備が大変ですが、もし万が一、あまりの寒さに耐えられなくなったり、急な天候悪化に見舞われたりしても、2時間以内に自宅があるという安心感は、冬キャンデビューを考えている方にとって大きな背中押しになるはずです。
また、これらのエリアは単に自然があるだけでなく、周囲に魅力的な直売所や地元の商店が多いのも特徴です。長沼町で新鮮な野菜を仕入れたり、白老町で白老牛を調達してからサイトに入るなど、地産地消のキャンプ飯を楽しめるのもこの距離感ならではの楽しみ。私はいつも、ルート上にある道の駅に立ち寄って、その時期にしか食べられない旬の食材を探すのをルーティンにしています。こうした寄り道を含めても、2時間あれば十分に余裕を持って行動できるのが、札幌近郊キャンプの奥深さですね。
札幌近郊のキャンプ場選びに迷ったら、まずは自分が「どんな景色を見ながら目覚めたいか」を想像してみるのがコツです。水面のキラキラした光か、木漏れ日の優しさか。それだけで、向かうべき方角が決まってきますよ。
支笏湖・洞爺湖周辺の絶景キャンプスポット
北海道のキャンプを語る上で、支笏湖と洞爺湖の二大カルデラ湖は絶対に外せません。札幌から1時間から1時間半という近距離にありながら、そこには日本トップクラスの透明度と、火山が作り出したダイナミックな景観が広がっています。
支笏湖・洞爺湖エリアの魅力
支笏湖エリアの最大の魅力は、なんといってもその水質の良さ。環境省の調査でも何度も日本一に輝いているその透明度は、カヌーやSUPに乗って湖上に出ると、まるで空中に浮いているかのような錯覚を覚えるほどです。湖畔のキャンプ場では、波の音をBGMに眠り、朝もやの中に浮かぶ風不死岳や恵庭岳を眺めながらコーヒーを飲む。そんな至福の体験が、札幌からわずか1時間ちょっとで叶います。一方の洞爺湖エリアは、中央に浮かぶ中島や、遠くにそびえる羊蹄山のシルエットが非常に美しく、特に夕暮れ時から夜にかけての景色の変化はドラマチックで、何度訪れても飽きることがありません。
ただし、これほど素晴らしいロケーションですから、当然人気も非常に高いです。特に「美笛キャンプ場」や「仲洞爺キャンプ場」といった人気スポットは、週末ともなれば予約開始とともに枠が埋まってしまったり、フリーサイトでも早朝から入場待ちの列ができることも珍しくありません。もし週末に訪れる予定なら、できるだけ早めの予約や、当日の早めの出発を心がけるのが、絶景を特等席で楽しむための鉄則です。また、湖畔は遮るものが少ないため、風の影響を受けやすいという側面もあります。穏やかに見えても急に突風が吹くことがあるので、テントの設営時には長めのペグをしっかり打ち込み、ガイロープをすべて張るなど、風対策は万全にしておきましょう。
ここで、湖畔キャンプにおける自然保護の重要性についても触れておきたいと思います。北海道の豊かな自然を守るため、特に国立公園内などのキャンプ場では厳しいルールが設けられていることがあります。例えば、焚き火をする際には焚き火台の使用はもちろん、地面への熱ダメージを防ぐためのベースプレートや難燃シートの使用が推奨(あるいは義務化)されています。また、湖への排水にも気を配り、洗い物をする際は環境に優しい洗剤を使うか、キッチンペーパーなどで汚れを拭き取ってから洗うといった配慮が求められます。
湖畔キャンプの注意点:
- 急な強風に備え、頑丈なペグ(30cm以上推奨)を用意すること
- 湖水は夏場でも冷たいため、水遊びの際は急な体温低下に注意
- ゴミの管理を徹底し、野生動物(キツネやカラス)に荒らされないよう食料は車内や密閉容器へ
| 施設名 | エリア | 地面の状態 | 札幌からの距離 | 主な設備 |
|---|---|---|---|---|
| 美笛キャンプ場 | 千歳市 | 砂・砂利 | 約85km | 売店・シャワー |
| モラップキャンプ場 | 千歳市 | 砂浜 | 約55km | レンタル・売店 |
| 仲洞爺キャンプ場 | 壮瞥町 | 芝生・土 | 約100km | 温泉隣接・ペット可 |
| 洞爺水辺の里財田 | 洞爺湖町 | 芝生 | 約100km | 炊事場・遊具 |
水辺のアクティビティと注意点

湖畔でキャンプをするなら、ぜひ挑戦してほしいのが水辺のアクティビティです。最近は折り畳み式のカヤックやインフレータブル式のSUPを持参するキャンパーも増えていますね。朝一番、まだ誰もいない鏡のような湖面に漕ぎ出す瞬間の静寂は、一度味わうと病みつきになります。キャンプ場によってはカヌーのレンタルを行っているところもあるので、道具を持っていない初心者の方でも気軽にチャレンジできますよ。ただし、湖は海と違って潮の満ち引きはありませんが、流れがあったり、場所によって急に深くなっていたりします。特に支笏湖は日本で2番目に深い湖として知られており、岸から数メートル離れただけで水深が数十メートルに達する場所もあります。お子さんはもちろん、大人の方もライフジャケットの着用を強く推奨します。
また、こうした自然豊かな場所でのキャンプでは、野生動物との距離感も重要です。北海道では、私たちの生活圏と野生動物の生息圏が非常に近いため、適切な行動が求められます。特にゴミの放置は、キツネやカラスを引き寄せるだけでなく、最悪の場合クマを誘引する原因にもなりかねません。食べ残しや生ゴミは必ず指定の場所に捨てるか、持ち帰りルールがある場合は密閉して車内に保管するようにしましょう。こうした基本的なマナーを守ることが、結果として自分たちの安全を守り、素晴らしいキャンプ場が存続していくことにつながります。自然へのリスペクトを忘れずに、最高のロケーションを楽しみましょう。
キャンプでの安全管理やマナーについては、公的なガイドラインも参考になります。例えば、北海道の自然を安全に楽しむためのルールについては、北海道庁の公式サイトなどでも情報が提供されています(出典:北海道庁『キャンプを楽しむ際のマナーとルール』)。こうした一次情報を事前に確認しておくことで、より安心してアウトドアを満喫できますね。
設備充実!初心者やファミリーに嬉しい高規格キャンプ場
「キャンプには興味があるけれど、不便すぎるのはちょっと不安」「小さな子供がいるから、清潔な設備が整っている場所を選びたい」。そんな方にぴったりなのが、いわゆる「高規格キャンプ場」です。札幌から2時間以内には、日本有数のクオリティを誇る施設がいくつか存在します。
設備が充実したキャンプ場
高規格キャンプ場の最大の特徴は、何といってもその「清潔さ」と「利便性」にあります。トイレはウォシュレット完備で掃除が隅々まで行き届いており、洗面所ではお湯が出る。これだけで、特に女性や子供たちのキャンプに対するハードルは一気に下がります。さらに、多くの高規格サイトでは「オートサイト」が基本となっており、車のすぐ横にテントを設営できるため、重い荷物を運ぶ苦労もありません。キャンプを始めたばかりの頃は、どうしても荷物が多くなりがちですし、忘れ物も多いもの。売店が充実している施設であれば、薪や炭はもちろん、ガス缶や調味料、中にはちょっとしたキャンプギアまで販売しているところもあり、心強い味方になってくれます。
例えば、札幌市内にある「オートリゾート滝野」は、その代表格と言えるでしょう。広大な国営滝野すずらん丘陵公園の中に位置し、センターハウスにはシャワー室やランドリー、売店が完備されています。サイトも区画がはっきりと分かれているため、プライベート感もしっかり確保されています。こうした施設を利用することで、「設営が大変」「不潔」「寒い」といったネガティブな要素を最小限に抑え、焚き火の楽しさや外で食べるご飯の美味しさといった、キャンプの「良いところ」だけを凝縮して体験することができます。まずはこうした場所でキャンプのリズムを掴み、徐々にステップアップしていくのが、長く趣味として楽しむためのコツだと私は思います。
また、最近ではWi-Fiを完備しているサイトも増えてきており、「ワーケーション」としてキャンプ場を利用する人も見かけるようになりました。自然の中で仕事をこなし、終わったらすぐに焚き火を始める。そんな新しいライフスタイルも、札幌からすぐの場所で実現できてしまいます。私自身も、たまにノートPCを持ち込んで、静かな環境でブログの構想を練ったりすることがありますが、家で作業するよりもずっとクリエイティブなアイデアが浮かぶ気がしますね。
高規格キャンプ場を選ぶ際のチェックポイント:
- 電源サイトがあるか(冬場の電気毛布やスマホの充電に便利)
- レンタル品のラインナップ(テント一式からキッチン用品まで借りられるか)
- 子供向けの遊具やアクティビティがあるか
- 夜間の管理人常駐(トラブル時や防犯面での安心感)
温泉が隣接しているメリット
北海道のキャンプにおいて、「温泉」は欠かせないピースの一つです。特に気温が下がる春先や秋口、そして冬のキャンプでは、冷えた体を芯から温めてくれる温泉の存在は神様のように感じられます。札幌近郊には、キャンプ場の敷地内や、歩いて行ける距離に温泉施設がある場所が非常に多いのが嬉しいポイント。焚き火の煙で燻された髪や肌をスッキリ洗い流し、広い湯船でリラックスする時間は、まさに大人のキャンプの醍醐味です。温泉に入ってポカポカの状態のままシュラフ(寝袋)に潜り込めば、外が多少冷え込んでいても、驚くほど深く快適に眠ることができます。
例えば、新篠津村の「しんしのつ公園キャンプ場」は、源泉かけ流しの温泉施設「たっぷの湯」が隣接しており、キャンプ利用者は何度も入浴できるプランがあるなど、温泉好きにはたまらない環境です。また、長沼町の「マオイオートキャンプ場」も、すぐ近くに「ながぬま温泉」があり、ここのお湯は非常に体が温まると評判です。こうした「キャンプ+温泉」の組み合わせは、特にお父さんやお母さんの日頃の疲れを癒やすのに最適。家族全員が「また来たいね」と思えるキャンプにするための、最強のスパイスと言えるでしょう。
ただし、人気の温泉併設キャンプ場は、日帰り入浴の利用客も多いため、夕方の混雑時間帯は非常に混み合うことがあります。ゆったりと浸かりたいのであれば、少し早めにお風呂を済ませてから夕食の準備に取り掛かるか、あるいは夜の遅い時間を狙うなどの工夫をすると、よりリラックスした時間を過ごせます。温泉から戻ってきた後の、ほてった体に夜風が心地よく当たるあの感覚……。あれを知ってしまうと、もう温泉なしのキャンプには戻れないかもしれませんね。キャンプ初心者の方は、ぜひ「温泉付き」という条件を軸に場所探しをしてみてください。
温泉付きキャンプ場を予約する際は、キャンプ場利用特典(割引券や入浴料込みプラン)がないか事前にチェックしておきましょう。受付で「温泉入ります」と伝えると、お得なチケットをもらえることが多いですよ。
知る人ぞ知る?札幌近郊の穴場・無料キャンプ場

キャンプに慣れてくると、もっと静かな環境を求めたくなったり、思い立った時に予約なしでふらっと行ける場所を知っておきたくなるものです。札幌から2時間圏内には、あまり大々的に紹介されていないけれど素晴らしい時間を過ごせる「穴場」や、コストを抑えつつ自由に楽しめる「無料スポット」が実はいくつも隠れています。
無料で利用できるスポットの心得
北海道には、自治体が管理している無料、あるいは数百円程度の清掃協力金だけで利用できるキャンプ場が点在しています。これらは予約不要であることが多く、「今日は天気がいいから今から行こう!」という即興のキャンプができるのが最大の魅力です。しかし、無料であるがゆえに、そこには「利用者全員で場所を守る」という強い自律心が求められます。管理人が常駐していない場所も多いため、炊事場の掃除やゴミの管理などは、すべて自分たちの責任。不便さを楽しむ、というアウトドアの原点に立ち返る場所でもあります。
こうした無料スポットを利用する際に、私が最も大切にしているのは「来た時よりも綺麗にして帰る」という精神です。残念ながら、一部の心無い利用者によって、ゴミの放置や直火による地面の焼損、夜間の騒音トラブルなどが原因で閉鎖されてしまったキャンプ場も少なくありません。私たちはあくまで自然の中にお邪魔している存在であることを忘れず、最小限のインパクトで過ごす工夫をしたいものです。例えば、排水を汚さないように洗い物を極力出さない工夫をしたり、小さなゴミも見逃さずに拾って帰る。そうした一人ひとりの小さな心がけが、貴重な無料キャンプ場を守る唯一の方法です。また、設備が最小限(汲み取り式トイレのみ、水は飲用不可など)であることも多いので、事前の装備チェックはいつも以上に念入りに行いましょう。トイレットペーパーの持参や、十分な水の準備などは基本中の基本ですね。
私自身、こうした無料キャンプ場での一夜が、最も記憶に残るキャンプになることが多いです。高規格キャンプ場のような便利さはありませんが、夜の静寂や、夜空に広がる星の輝き、朝起きた時の森の匂いなどは、よりダイレクトに感じられる気がします。不便さを装備や工夫でカバーする。これこそがキャンプの醍醐味であり、スキルアップを実感できる瞬間でもあります。
無料・格安キャンプ場での鉄則:
- ゴミは、どんなに小さくても100%持ち帰る
- 「直火禁止」の場所では必ず焚き火台を使用し、灰も持ち帰る
- 夜21時以降はサイレントタイム。話し声やランタンの光量を抑える
- 水場の使用は最小限にし、環境負荷の高い洗剤は使わない
静寂を楽しむ穴場選び
札幌近郊でも、少し視点を変えるだけで、週末でも混雑を避けられる穴場スポットを見つけることができます。例えば、大規模なレジャー施設が併設されていない、純粋に「公園」としての機能がメインのキャンプ場や、少し市街地から離れた農村部にある私設キャンプ場などが狙い目です。こうした場所は、派手な宣伝をしていないため、地元の人やリピーターが中心の落ち着いた雰囲気が漂っています。長沼町や由仁町、あるいは栗山町といったエリアには、農家の皆さんが運営しているようなアットホームで静かなキャンプ場がいくつかあり、広い空と田園風景を独り占めできるような贅沢な体験ができます。
穴場を探す私なりのコツは、Googleマップで「キャンプ場」と検索し、あえてレビュー数が少ない場所や、地図の拡大をしないと出てこないような小さな緑地をチェックすること。そうして見つけた場所へ下見に行き、自分だけの「秘密基地」を開拓していくのは、宝探しのような楽しさがあります。もちろん、そうした場所は売店がなかったり、近くにコンビニがなかったりすることも多いので、事前の買い出しは完璧に済ませておく必要があります。しかし、一度お気に入りの穴場を見つけてしまえば、混雑に悩まされることなく、自分のペースで自然と対話する濃密な時間を過ごすことができるでしょう。
最後に、こうした穴場や無料スポットを訪れる際は、必ず事前に運営元(自治体や管理団体)の公式サイトや電話で、現在の利用可否を確認してください。冬期間は閉鎖されていたり、豪雨などの影響で一時的に利用が制限されていることもあります。また、利用にあたって事前のメール連絡や受付が必要な場合もありますので、「行ってみたら閉まっていた」ということがないよう、下調べはしっかりと。それも含めて、自由なキャンプを楽しむためのプロセスなのです。
穴場スポットほど、地元の方々の生活圏に近いことが多いです。行き帰りの運転でスピードを出しすぎない、地元の商店で買い物をするなど、地域への配慮を忘れないようにしたいですね。
まとめ:自分にぴったりの「2時間キャンプ」を見つけよう
札幌から2時間以内というエリアには、私たちの想像以上に多様で豊かなキャンプ体験が待っています。移動時間を賢く短縮することで、自然と向き合う時間を増やし、心からリフレッシュする。これこそが、忙しい日常を送る私たちが今、最も必要としている贅沢ではないでしょうか。
今回の振り返りポイント:
- 移動を2時間以内に抑えることで、現地での「何もしない贅沢」を最大化できる
- 支笏湖・洞爺湖の絶景を楽しむなら、早めの予約としっかりした風対策が必須
- 初心者や家族連れは、清潔なトイレと温泉がある高規格サイトから始めるのが失敗しないコツ
- 無料や穴場のスポットは、一人ひとりのマナーがその場所を守る唯一の手段
キャンプの楽しみ方は人それぞれです。最新のギアを並べて自分だけの城を築くのもいいし、最低限の道具だけで焚き火の炎を見つめるのも素晴らしい。どんなスタイルであれ、札幌近郊の豊かな自然は私たちを優しく受け入れてくれます。次の週末、少しだけ早起きして、お気に入りの道具を車に積み込んでみませんか。2時間後には、スマホの画面よりもずっと美しい景色と、澄んだ空気があなたを待っていますよ。
※この記事で紹介したキャンプ場の情報(料金、設備、営業期間など)は執筆時点の目安です。最新の正確な情報は、必ず各施設の公式サイトを確認するか、直接お問い合わせください。天候や火の取り扱いには十分に注意し、安全で楽しいアウトドアライフを送りましょう。
もし、これから本格的にキャンプを始めようと考えていて、まずはどんなテントを選べばいいか迷っているなら、当サイトの別の記事も参考にしてみてくださいね。あなたにぴったりのギアが見つかれば、キャンプがもっと楽しくなるはずです。
